藤光選手へのインタビュー。2つ目のテーマは、「長く活躍するために捨てたもの、残したもの」。高校2年生でインターハイ100mで3位、200mで2位に入って以降、トップであり続けている藤光選手。「今がいちばん肉体が成熟している」と話す藤光選手に、長きに渡り活躍するための秘訣を聞きました。

ーこの冬季も方向性は同様なんでしょうか。

ー市立浦和高校のご出身。

僕、食事もその日食べたいと思ったものを食べたりするんです。トレーニングも同じように、その日その場で、
最近は一人でやっているということもあって、
ー高校1,2年で劇的に記録が伸びていますが、当時からご自身でメニューは発案されてらしたんですか。

ー社会人になられてからは、2010年に20.38を出されていますが、この時と今とで練習への取り組み方、変化はあるんでしょうか。

ートレーニングもブラッシュアップされ続けているかと思うんですが、ずっと続けていること、もしくは毎年毎年変えていることあれば、教えてもらえますか。

他の練習に関しては、毎年同じような内容は多いんですけど、できるだけ毎年質を上げれるようにはしています。基本的にはシーズン中と位置づけは変えないようにしていて。冬だからスピード落とすとか質を落とすとか、量を増やすとかいう考え方はしません。冬でも一日3本とかしか走らないですし、質も落とさないっていうのがベースとしてありますね。
人が8割以下のスピードで走った時のフォームとか身体の使い方って、全力で走った時に全く活きないので。100%で走った時は全く違った運動になってくる、と。絶対にそれ以下には質を落とさないようにというのはベースにしています。必然的にシーズン中とあまり質が変わりません。多少、シーズン中と比べたら積むような練習もありますけども、量は多くないですね。セット数は2,3セットが限度ですし、距離的にも200〜250mで最高距離で、300m以上とか走ることないですし。
ー各セットは何本なんですか

2、3本です。距離は100m以内。
ー鍛錬期というと長い距離の走りこみをするというイメージがあり

ー例えばウサイン・ボルト選手でも、

ー鍛錬期のアプローチとしては、一般的では無いかもしれませんね。

同じ内容でもどれだけ質をあげられるかが重要だと思います。
ースパイクも普通に履くんですか


ーサーキットはどういったメニューなんですか

もう1つが直線サーキット。周回サーキットよりは少し種目を減らして、補強の
2つのサーキットに共通して意識するのはjog、
ー冬季練習は、長い距離を何十本と走るイメージがあります。

一日一日テーマを決めて、
ー「一生で走れる距離は決まっている」

ー現在の肉体の成熟度は20代前半とくらべて増している、もしくは

もうやりきった、
ー半分残っていることをやりきった先にある最終到達点は、何でしょうか。

ーたとえばこんなことやり残しているということを教えてもらえま

ー休養は長くとられる方なんですか

1月半〜
ーあ、今が始め時だな、と感じられる瞬間ってあるんですか

距離や本数を追い求めず、身体と対話しながらじっくりと疲れを抜き去るー。藤光選手のシーズンオフの過ごし方には、長くトップでいつづけるヒントがあるように感じました。
インタビューPart3.「on the track-フォームの変遷-」では、藤光選手ご自身に、ランニングフォームの変遷について語っていただきます。
重さよりも頻度を上げて使うということを重 視しています。重いものを上げることが、必ずしも走りに繋がるかというとわか らない部分もありますし、 ぼくはそんなに筋量を増やして走るようなタイプではないですし、今あるものを刺激してあげること が大事なのかな、ということをだいぶ前から考えてきました。自分の身体のことがよりわかってきて、使えるようになってきたのが大きか った、と思いますね。