【桐生祥秀選手インタビュー】Part.3「off the track」

DSC09490

Part.3ではトラックの外での桐生選手に迫ります。日本最速、東京五輪の星、最も9秒台に近い男ー。様々に形容される20歳の普段の姿は、大学生らしい姿と大きなスケールと、両方を感じさせるものでした。9秒台をマークした時に、桐生選手がやりたいこととはー。桐生選手の「off the track」です。


 

好きなマンガと映画と音楽と。

ー休日の過ごし方を教えていただけますか。

 
桐生選手
都心に出ます。寮にはいないですね。僕ほんとに、ヒマな時間が好きじゃないんです。一人でも出かけますし、しゃべるのが好きなので、友達とずっとしゃべっていたりもします。映画もよく観に行っていますね。
ー最近面白かった映画や、これまでで最も好きな映画などがあれば教えてもらえますか。
 
桐生選手
「ワイルド・スピード」が好きです。車とか時計とか見るの好きで、そういう映画が好きなんです。
ー好きなポイントは、車、と。
 
桐生選手
海外の映画も好きで、アクション系とか観るの好きです。
ー桐生選手は現在20歳。世の中の同年代なら、漫画や音楽に時間を割くことが多いと思いますが、桐生選手はいかがですか。
 
桐生選手
漫画も読みますね。寮だと、他のチームメイトが自分の持っていない漫画をめちゃくちゃ持っている人とかいて、いろんな種類を貸し借りできるんです。僕が今集めているのは「NARUTO」なんですけど、終わっちゃったじゃないですか(週刊少年ジャンプでの15年にわたる連載が、2014年に終了)。「キングダム」は全巻持ってます。終わっちゃったら寂しいですね笑。
ー漫画でもアクションが好きなんでしょうかね。
 
桐生選手
でも、今はキングダムにハマってますね。最近新刊出ました。
ーキングダムだと必ずしもアクションだけじゃないですもんね。音楽だといかがですか。
 
桐生選手
アヴィーチーとかクリス・ブラウンとか結構好きです。試合の時とか聴いてますね。
ーアップテンポなダンスナンバーが多いんでしょうかね。
 
桐生選手
試合の時はテンション上げるために洋楽が多いですね。クリス・ブラウンとかアヴィーチーとかクラブミュージックを聴いているんですけど。普段は邦楽とかも普通に聴いています。
ー大規模なフェスに行ったりもされるんですか。
 
桐生選手
一回行ってみたいですね!好きなアーティストが日本に来たら絶対行きたいんですけど、なかなか来ないじゃないですか。チケット取れるかもわからないですし。
ー時期的にも真夏ですしね。
 
桐生選手
いろんな歌手が出てくるイベントへの興味は、そこまでではないんですよ。その人の曲を聴きに行きたいので、知らない曲ばっかりだったら盛り上がらないじゃないですか。だから、そのアーティストのコンサートに行きたいですね。
ー最近、邦楽でライブに行ったアーティストとかいるんですか。
 
桐生選手
いないです。時間がなかなか無くて。チケットを取ろうと思っても、大体何カ月前とかに発売じゃないですか。何カ月先の予定って、わからないのでなかなか難しいです。
ー普段は自由な時間があまり取れてないでしょうかね。
 
桐生選手
まとまった時間はなかなか取れないですが、日常的にはいろんなところに行けています。成人式はめちゃくちゃ楽しかったですね。普段は陸上のこと考えないんですよ。
ー意識して切り替えてらっしゃるわけではないんですね。
 
桐生選手
陸上は部活している時だけに考えるのがいいと思っていますね。
 
ーシーズン中のオフはちょっと変わってくるんでしょうか。
 
桐生選手
シーズン中だと授業があったりするので、授業終わりや部活終わりにご飯に行くことが多いですね。そんなにがっつりオフがあるわけでもないので、遠出もそんなにはしないです。

DSC09481

目標達成時に、”腕時計”をご褒美に。

ー最後に、服装とこだわりの一品などあれば、教えていただけますか。
 
桐生選手
こだわりのファッション、てことですか笑。どんな感じでしょうね。
ー色みやブランドなどはこだわり、といったことではどうでしょうか。
 
桐生選手
下は黒が多いですかね。ズボンに白履くと膨張色だから、めっちゃ足太く見えるんで、パンツは黒ですね。上はそれに合わせていますね。
ー特定の好きなブランドがあったりするんですか。
 
桐生選手
特定のブランドだけを買うっていうのは、あまりないですね。お金を貯めて一品、吟味して高くても気に入ったモノを買ったりします。お気に入りをずっと大切に使っていきたいんです。
ー競技中もしくはプライベートで、これにはこだわっているなというのはありますか。
 
桐生選手
そうですね。(少し考えて)ずれるかもしれないですけど、時計が好きなんですよね。で、タイムが出たら時計を一本買おうと思っているんです。大学一年の時に決めたんですけど、成人祝いとか高校入学祝いとかでは時計を選んでいるんですよ。なにかの思い出に、時計を残そうって。時計を一人で見に行って、「9秒台が出たらこの時計を買おう」って決めています。時計によっては、買った日付が文字盤に打てるじゃないですか。9.99出たら一本買って、9.98出たらまた買って、タイムが上がるごとに買っていきたい。一つの区切りや記念にもなりますし。
ーこれから時計を揃えるタイミングは9秒台、それとオリンピックのファイナルなどになっていくのでしょうか。
 
桐生選手
なにか達成したときに、買いたいと思っていますね。頻繁に買えるものではないと思いますが、密かな励みにしているところはありますね笑。
ーこれから何本の時計が揃っていくのかが非常に楽しみです。今日はありがとうございました。
 
桐生選手
ありがとうございました。

DSC09518

 

取材を終えてー。

取材当日は、他にも複数メディアが訪れ、桐生選手は立て続けに取材に対応されてらっしゃいました。トレーニング後に、これだけの人数を相手に話し続けるだけで、大きな労力です。注目・期待を集め続けることのハードさを垣間見ました。

しかし、取材中の桐生選手はフレンドリーで雄弁。テレビ等のインタビューで見せる、明るい印象そのままでした。特に印象的だったのが、桐生選手の目です。レース前の鋭い眼光から一転、普段の表情の目はとても綺麗な色と輝きをしています。また、座って話している間は「思ったよりスレンダーだな」と感じましたが、撮影で立ち上がった瞬間、大きく発達した大腿部に目を見張りました。世界に挑むトップスプリンターの肉体とは、これほどのものか、と。
今年のリオ、4年後の東京と、オリンピック100mファイナルで、荒々しくゴールラインを駆け抜ける桐生選手。何位で、何秒で走り抜けているのか。その目が見据える先に、これからも期待せずにはいられません。
桐生選手、取材へのご協力、ありがとうございました!




SNSでのシェアはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です